◇上海「3高女性」、結婚難の原因は男性側に
上海で最近行われた一連の調査によると、伝統的な結婚の組み合わせである
「男高女低」に直撃され、「3高」女性の結婚難が起きているという。新華網が報じた。
「3高女性」とは、学歴、社会的地位、収入がすべて高い女性のこと。
「男高女低」とは、男性の年齢・身長・学歴・収入などがすべて女性より
高くなければならない、という結婚に対する価値観をいう。
上海市婦女連合会、婦女研究センターが、3高女性の夫探しが難しい
現象について調べたところ、女性の夫探しが難しい原因は、決して
「独身主義の横行」ではなかった。大多数の女性はやはり、愛する男性の
伴侶と「結婚の殿堂」に入り、人生の喜怒哀楽を分かち合うことを希望していた。
調査によると、年齢では85%以上の男性と、75%以上の女性が、
「男性が女性よりも3歳以上年上がいい」と答えた。さらに男性は
年齢が上がるほど、女性との年の差が大きいことを望んでいた。
多くの35歳以上の男性は、相手の女性が自分よりも4歳から9歳、
甚だしきは10歳以上離れていることを希望した。年齢面での
「男高女低」の観念は、35歳、または32歳以上の女性の選択の
幅をかなり狭めている。
上海婦女連合会が運営する結婚紹介所への登録者のうち、
学歴が修士以上の男性は17.5%に対し、女性は11.6%。
男女の学歴上の性差は少ないが、パートナー選びでは双方の
条件の差は非常に大きい。男性で、「学歴が大卒以上の女性もOK」
と答えたのはわずか7.6%。これに対し、 39.3%の女性は、
男性の学歴が「修士以上」を望んだ。
似た状況は、パートナーに対する収入面での要求でも現れた。
大多数の女性が、男性の月収が3千元から9千元を希望し、
「3千元以下でもいい」としたのはゼロだった。これに対し男性は、
「女性の収入が9千元以上でもいい」と答えたのはほぼゼロで、
このために7.2%の女性が「対象外」となってしまう。
ソース(人民日報)
http://www.people.ne.jp/2006/03/03/jp20060303_57931.html