15日に行われたAFC U-17選手権予選プレーオフで韓国がタイを後半ロスタイムの
キム・ジュンヒュンのゴールで下し、本大会への最後の1席を獲得。
雷雨のため、予定されていた開始時刻を1時間以上遅らせて始まったKLFAスタジアムでの試合。
キックオフのホイッスル直後から韓国が優勢に試合を進めた。
1分には左サイドからのクロスにゴール前でフリーになったMFキム・ジュンヒュンがヘディングシュートを放ったが、
ボールはゴールの枠をそれた。16分にもペナルティエリア内でフリーとなったMFグ・ジャミョンのシュートは
わずかにはずれ、得点ならず。
18分にも右CKからのこぼれ球をグがシュートするが、タイのゴールを割ることが出来ない。
序盤はほぼタイ陣内で試合が進められたが、タイも徐々にペースをつかみ、
スピードのあるFWプレンヴト・ウォンデーが果敢に韓国ディフェンダーの裏に走りこむなどして攻撃を仕掛けた。
前半は韓国が決定的なチャンスを生かせず、0−0で折り返した。
52分、韓国のFWジュ・スンファンが速攻から前線でボールを受け、前に出てきたタイのGKカウィン・タムサッチャナンをかわしたが、
角度のないところからのシュートはゴール前を素通り。逆に57分、タイ右CKからこぼれたボールを
DFのスッパラプ・タノンラプがペナルティエリア左からシュート、韓国GKキム・テホンは意表をつかれたものの、
好セーブを見せた。
さらに67分、タイが自陣でボールを奪ってから素早く韓国DFの裏へと出されたパスに攻撃の中心ウォンデーが反応、
韓国DFと1対1での競走となったが、ペナルティエリア近くで追いついたもう1人の韓国DFに止められ、ゴールならず。
その2分後には右CKからのボールをゴールエリア内でタイの選手がヘディング、韓国GKキムはボールをさわれず、
タイの先制かと思われたが、ゴールポストについていた韓国DFがクリア。
後半は、GKタムサッチャナンとセンターバックのウェーラサク・マニンの落ち着いた守備と、
前線の果敢なアタックと中盤で小気味よいパスをまわすタイが攻撃する時間帯が増えてきた。
このまま延長戦に突入かと思われた後半ロスタイム、ペナルティエリア内でDFと1対1となった韓国FWが倒され、
主審のモハド・サッレー・スブキッディン氏がペナルティスポットを指した。
キム・ジュンヒュンのPKをタイGKタムサッチャナンが止めたが、はじいたボールがキムの正面にこぼれ、
再びキムが蹴りこんで劇的な幕切れとなった。
この勝利によって、韓国が9月2日から16日までシンガポールで開催されるAFC U-17選手権への出場権を得た。
AFC U-17選手権の出場チームは以下のとおり:
イラク、イエメン、サウジアラビア、シリア、バングラデシュ、ネパール、タジキスタン、
IRイラン、ラオス、ミャンマー、ヴェトナム、日本、中国、北朝鮮、韓国、シンガポール
AFC公式サイト
http://www.the-afc.com/japanese/national/default_NA.asp?action=newsDetail&nationalID=52&newsID=5107