▲米国オフブロードウエーの最新作〓金テウは約束の時間ちょうどに現われた。
しかし写真撮影には難色を示した。「ソロとして初めて出る写真なのに、どんな
姿が良いか『コンセプト』がまだ決まらず、悩んでいる」と話した。
ためらった彼は、記事の締め切り時間を聞いてから、「もう1日考えてみて、また
明日来て写真撮影をします」と言った。インタビューに「2度も足を運ぶ」スターは
いない。金テウは自分の管理に徹底していた。
『オルター・ボーイズ(Altar Boyz)』は、金テウに「最初」で「最後」の意味を持つ
作品だ。韓国最高人気グループ「god」ではない、「金テウ」で行う初の公演である
と同時に、今年の夏に兵役義務を果たす予定の金テウにとっては最後の活動だ。
そのためだか、14日午前10時にチケットの前売りが始まってから2時間で、
全体チケット2万5000枚のうち5000枚が売れた。
「昨年末、『god』の活動を『暫定的に全面中断』した後、ドラマ、MC、DJなど多くの
分野で提案があったが、音楽のない分野で活動したくはありませんでした。
私は多分、演技はしないと思います。しかし『オルター・ボーイズ』は(演技より)
音楽の比重が大きい『コンサート・ミュージカル』という形式で、音楽も私が楽に
歌うことができるポップソングスタイルです。有名な作品の韓国初演という点も
惹かれました」
多くのスターが土・日のうち1日に2回まとめて公演して、残りの1日は休もうとする
のとは違い、金テウは週末の両日をすべて公演場に出てでも、「1日1回の公演」
を自ら要望した。
「一つの公演に『オールイン(すべてをかける)』するつもりだから、1日に2回の
公演をしては、後の公演を見る観客に申し訳ないでしょう」
▲コンサート形式のコミック・ミュージカル〓『オルター・ボーイズ』は、ミュージカル
のタイトルであると同時に、劇中に登場する5人組み「ボーイバンド」の名前。
金テウは「『オルター・ボーイズ』が(5人組みのグループの)『god』に似ている。
曲の雰囲気も『god』が歌ってきた歌とあまり変わらない」と話した。金テウが演じる
主人公「メテュー」は「オルター・ボーイズ」のリーダー。金テウは「『god』では一番
末っ子だったが、ここでやっとリーダーになれた」と言って笑った。
コンサート形式の『オルター・ボーイズ』は、「神様から授かった声」を持つ5人の
青年が、美しいハーモニーの歌で、ニューヨーク(ソウル)の可哀相な魂を救う
というストーリをコミックに取り上げている。「神様が私に電話したの/ローミング
料金もかからない/受信者負担でもない」などコミックな歌詞の中には「神様」も
頻繁に登場する。金テウは「私自身は宗教を持っていないが、宗教を離れても
面白く見られる作品」と話した。
この作品の特徴は女性が一人も登場しないということだ。代わりに公演ごとに
金テウが演じるメテューが女性観客を舞台に連れてくる。「どんな女性を連れてくる
つもりか」と聞いたら、金テウは笑いながら素早く答えた。「きれいな女性です」
『オルター・ボーイズ』でメンバーたちは、巨額のお金を提示しながら別々に「ソロ」
契約を結ぼうとする企画者の誘惑を受ける。金テウは「まるで『god』が歩んできた
過程を見るようだ」とし、「私たちも5枚目のアルバム後、再契約するときにそうだった」
と話した。しかし、この作品の結末はすなわち金テウの希望でもある。「オルター・
ボーイズ」は誘惑を振り切って再団結し、天上のハーモニーでまた魂を救う歌を歌う。
「この作品を最後に私は軍に入るつもりで、夏からは(「god」)お兄さんたちも
それぞれ活動を始めるようです。しかし兵役義務を終えてから、私たちもこの
ミュージカルのようにまた集まるのではないでしょうか。3、4年後には「god」の
8枚目のアルバムもリリースしなければ…」
ソース:東亞日報
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2006021521728