原油高 京友禅を直撃 閉鎖続く同胞企業
蒸し工程 伝統維持に限界も
【京都】京都を代表する伝統工芸「京友禅」を下支えしてきた在日同胞の蒸し工場が、
折からの原油高で相次いで閉鎖に追い込まれている。それぞれの蒸し工場には独自の技術がある。
業界がこのまま先細りしていけば、友禅の美しく多様な色が失われることは避けられないだけに、
関係者は頭を抱えている。
京友禅にかかわる業者で組織する京都友禅蒸水洗協同組合に加入している組合員は現在18社。
非組合員を加えても20社足らずに過ぎない。このうち全体の9割が在日同胞の経営だ。
ピーク時は100社を数え、1250万反を染めていた。
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