◇ネット上の著作権侵害、3カ月で172件摘発
新華社の5日の報道によると、中国の関連部門は、インターネット上の著作権侵害行為に
対して行った初の大規模な取り締まり活動で、大きな成果を上げた。国家版権局によると、
取り締まり活動の3カ月間で、インターネット上の著作権侵害案件172件を摘発し、
これまでに76のウェブサイトを閉鎖し、サーバ39 台を押収した。また、137のウェブサイトに
著作権侵害に当たる内容の削除を命じ、29のウェブサイトに罰金計78万9千元を命じ、
インターネット上の著作権侵害を効果的に取り締まった。
インターネットが中国で急速に発展するにつれ、文学、音響・映像、科学などの分野で
知的財産権商品が次々にインターネット上に姿を現し、インターネット上の著作権保護問題は
日増しに深刻になった。インターネットによる著作権侵害をめぐる訴訟も増えている。
知的財産権をよりよく保護するために、中国共産党中央宣伝部、公安部、情報産業部など8部門と、
全国市場経済秩序整頓規範指導チーム弁公室は昨年9月、インターネット上の著作権侵害行為の
専門取り締まり活動に関する通知を相次ぎ発布し、全国範囲で調査・処分・整備を進めてきた。
これまでに、北京市、海南省、湖北省、陝西省、上海市、山東省、広東省などで行われた
重点案件の取り締まりは、いずれも大きな成果を上げている。一部の案件はすでに
サーバ所有者やサイト管理者が判明しており、著作権侵害の事実も基本的に明らかになっている。
今年1月現在、刑事犯罪の嫌疑により公安機関に移送された案件は18件。
ソース(人民日報)
http://www.people.ne.jp/2006/02/06/jp20060206_57233.html