爆発で29人重軽傷 中央ジャカルタ・サレンバ
医薬食品監督庁の研究室 原因は化学薬品
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26日午前8時ごろ、中央ジャカルタ・サレンバの医薬食品監督庁(BPOM)の敷地内にある
化学研究室で爆発があり、29人が重軽傷を負った。
ジャカルタ警視庁は「爆弾によるものではない」とテロの可能性を否定しており、
詳しい事故原因について調べている。
爆発は研究所棟の3階の微生物研究室で発生して、出火。
当時、室内は無人だったが、付近にいた清掃員の男性(37)が全身やけどを負った。
爆発の衝撃で約3メートルの壁が崩れ落ち、内部はめちゃくちゃに破壊された。
また、向かいの建物で実技試験を受けていた専門学校生が、
飛散した窓ガラスの破片などでけがをした。負傷者の大半は学生だという。
研究室内には化学薬品や研究用の機材、ガスボンベなどがあった。
ジャカルタ警視庁のフィルマン・ガニ警視総監は事故現場を視察後、
「化学薬品が何らかの理由で爆発した可能性がある」と語った。
医薬食品監督庁の関係者によると、
研究所棟では食品や医薬品の検査、化学物質の研究などを行っていた。
爆発があった3階の研究室は食品中の微生物やワクチンの検査などに使われていた。
「(研究所棟では)ホルマリンの混入検査も行っているが、
これまで脅迫を受けたことはない」(サンプルノ同庁長官)という。
1980年代前半に日本政府が供与した機材などを使用していたが、
サンプルノ長官によると、機材の状態は良好。揮発性の高い薬品も室内にはなかったとしている。
学生のアグスさん(18)はじゃかるた新聞に対し、
「ブーンという低い音に続いて強い爆発音がした。
教室内はパニックになりあわてて外へ飛び出した」と動揺した様子で話した。
★ ソースは、じゃかるた新聞 [インドネシア] とか。
http://www.jakartashimbun.com/top.shtml ★ 画像。「爆発で壁が崩れ落ち、内部も破壊された研究室」(じゃかるた新聞より。)
http://www.jakartashimbun.com/images/20060127.jpg