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480<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
東奥日報  平成18年1月31日 朝刊
『みちのく遠景紀行 パリ通信』佐藤正典
「韓国問題 安保砦論」佐藤正典 
http://v.isp.2ch.net/up/67addd35afa9.jpg 

テレビ画面いっぱいに、組んだ裸足(はだし)の映像が映っている。春の海に浮かべたボートの寝転んでいるらしく、舳先(へさき)で組んだ両足が上に下にと揺れる。
見ると、美しく晴れ上がった海の向こうに富士山が遠望できる。その富士を揺れる裸足が消したり見せたり、繰り返す。
突然、画面が変わってビデオカメラの新製品が現れる。最後に会社名の表示。韓国の家電メーカーが流している商業広告の一場面である。
フランスにも知られた日本のシンボル・富士山のイメージを借りて自社製品を訴えようとしながら、富士山の姿に対しては裸足をかぶせている。これを見て、少し失礼ではないか、と感じる人もいるはずである。
画面には一瞬、南米チリの山の名が表示される。日本の富士ではないということだろうが、わざわざ断り書きをつけるのは富士山を意識している証拠のような気がする。

・技術者が内緒で指導

韓国の家電メーカーが高い技術力を持つに至った背景には、日本人技術者たちの“隠れた”貢献があった。一九八〇年代、日本の家電メーカーの社員たちは、週末を利用して東京とソウルの間を忙しく往復していた。
勤務先の会社に内緒で、技術指導のアルバイトに出かけていたのである。すでに当時から「公然の秘密」になっていた。アルバイト料は一回数十万のこともあると聞いた。
韓国の会社からすれば、莫大(ばくだい)な開発費用を投じた上澄み液のような技術を入手できるのだから安いものだったろう。
もっとも技術指導の後、苦情を言われることもずいぶんあったようだ。
日本人のほうは、「質問はありませんか」と聞いて何もないと切り上げるが、それをやると、韓国人たちは「あの日本人は聞きたいことを話さないで帰った」と不満を持つらしい。
日本人は質問することを恥と思わないし、分からないことがあれば素直に聞くのだが、韓国人は分からないと言って質問するのは屈辱で、教えるほうで先回りしてそれを説明しなければならない。
日本人は「教えてください」という素直さに対して教えるほうも丁寧になるのだが、韓国人は誇り高く、そこは腰を折らない。
日本人技術者からすると、質問もしなかったクセに何だ、と言いたくなる訳だ。
立派な文化摩擦である。

・商業広告に怨み節

話は変わるが、二十年以上も昔、韓国が日本政府に円借款六十億ドルを要求して交渉がこじれた時、時の外務大臣・園田直は「カネを借りるほうでビタ一文もまからんとは、韓国の非常識にもホトホト困ったものだ」
と国会で直言した。韓国は要求の根拠に「安保砦(とりで)論」なるものを挙げていた。
日本の経済繁栄のために韓国は共産圏に対する砦の役割をはたしている、というのである。
ある全国紙は「誰のおかげで商売やってんだ」式の言い掛かりだ、とコラムに書いた。
円借款は結局数億ドル規模で決着した。
賠償金も払ってないクセに、という韓国人たちの怨み節が冒頭の商業広告にも露出しているのだろう。
日本はこれまで長年にわたって経済支援を行い、日韓条約時だけでも八億ドル以上が韓国に渡っているはずなのだが。
(桜美林大学教授、青森市出身)