世界第二位の半導体ファウンドリーUMC(聯華電子)の曹興誠(ロバート・ツァオ)会長が株主への公開書簡で、
自ら会長職を辞して現CEO(最高経営責任者)の胡国強(ジャクソン・フー)氏にその座を引き継ぐことを明らかにした。
30日付で新浪科技が伝えた。
台湾当局は05年年初以来、和艦科技(中国・江蘇省の有力ファウンドリー)に対する違法な先端技術供与の疑いで
UMCを調査しており、曹・会長はその中心人物と目されている。
公開書簡の中で曹・会長は、「私が職を退くことで、きわめて政治的な事件である『和艦事件』の影響が
UMC本体に及ぶのを阻止したい」という考えを示した。また「少なくとも辞任後2年間は、
UMC株を手放すつもりはない」とも述べている。
曹興誠UMC会長は台湾の半導体産業の基礎を固めた人物の1人として知られ、1995年には
『エレクトロニック・ビジネス・アジア』誌上で「ハイテク産業界のもっとも傑出した経営者」に選ばれたこともある。
ソース 中国情報局
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=1231&f=it_1231_001.shtml