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ハンセン病:韓国・台湾補償問題 費用、来年度予算に盛らず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051221ddm041040128000c.html 日本統治時代に韓国と台湾に開設されたハンセン病療養所入所者への補償問題
で、20日内示された06年度予算の財務省原案に補償費用が盛り込まれていない
ことが分かり、補償請求訴訟の弁護団は同日、「早期解決の約束を踏みにじる背信
行為」として、厚生労働省に抗議した。
川崎二郎厚労相は11月8日、国が敗訴した台湾訴訟の控訴を発表する一方で、
韓国、台湾の入所者らに国内の入所者とは別枠で早期に救済策を講じる方針を表
明。しかし、その後、担当の同省疾病対策課から原告側に一切説明がないままだった。
弁護団は「入所者の平均年齢が81歳を超えているため、来年度予算を組み替え
るよう要請した。厚労省の怠慢だ」と批判。関山昌人疾病対策課長は「対象者の入
所時期などを慎重に調べている。怠慢ではない」と説明した。