【韓国】「黄禹錫教授の幹細胞クローンは虚偽」という疑惑が浮上。「希代の科学詐欺劇」か [11/29]

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倫理問題に焦点が当てられた黄禹錫ソウル大教授の幹細胞研究に対する疑惑が、研究の
真偽論難にまで拡がっている。このため、今月24日の黄教授の記者会見で一区切りつくかに
見えた幹細胞研究論難の波紋が、いっそう拡がる様相だ。

29日、関係筋によれば、MBCテレビの「PD手帳」製作チームは、黄教授が論文で発表した幹
細胞の真偽に関する検証が仕上げ段階にあり、検証結果によって放映を決めるという。

22日の「PD手帳」放映を前後して知られ始めた「幹細胞にせ物疑惑」は、27日の大統領府ホー
ムページへの盧武鉉大統領の寄稿を通じて明らかになった。

盧大統領は寄稿で、「PD手帳が黄教授の幹細胞研究自体が虚偽だという取材をしていて、
このことで黄教授が非常に苦慮しているという報告を受けた」と明らかにした。すなわち、黄教
授が論文に発表した患者の体細胞のクローニングによる胚性幹細胞ではなく、不妊手術後に
残った胚から抽出したミズメディ病院の幹細胞に過ぎないという疑惑を、MBC側が調査してい
るということだ。

もしこの主張が事実なら、サイエンス誌の論文は「希代の科学詐欺劇」になる。黄教授の研究
が世界的な注目を集めた理由は、人間を含む霊長類のクローン胚が4細胞期までしか培養で
きないという既存の限界を飛び越えたからだった。そしてまた、患者の体細胞をクローニング
したオーダーメード型胚性幹細胞は、直接・間接に患者の細胞治療に活用できるという点で、
世界の耳目を集めた。

これに対して黄教授側は「とんでもない話」だとして呆れたという立場だ。黄教授は24日の記者
会見で、「他の疑惑に対しては明らかにするものがないか」との質問に、「一・二種類の間違い
を改めただけで、それ以上はない」と言い切った。黄教授チームのある関係者は、「もしMBCが
根拠もなしに放送した場合、今度はサイエンス誌側が出て法的手続きを踏むことになる」と述べ
た。

このような疑惑に対して「PD手帳」側は、29日の放送で立場を明らかにする予定だ。PD手帳の
関係者は、「29日の放送の末尾に、取材過程での脅迫など最近提起された問題などに対する
立場を明らかにする。論議を経て後続報道計画についても明らかにする予定」と明らかにした。

一方黄教授は、24日の記者会見以後、山寺で起居して毎日2〜3回研究室へ電話をかけ、研究
の進捗状況を調べていると伝えられる。

▽ソース:Yahoo!Koreaニュース(韓国語)(2005.11.29 15:10)
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?articleid=2005112915100251780&linkid=4&moduleid=539&newssetid=1337