「ミュージカル明成皇后」イギリス公演における現地新聞の反応
The Independent誌の記事
http://enjoyment.independent.co.uk/theatre/reviews/article201170.ece > the showing of a film of the US bombing of Hiroshima.
要約
1)19世紀の朝鮮の頭飾りは正気の沙汰ではなかった。
Min 妃の頭飾りはちょうど、巨大なコーヒーケーキをかぶり、
3本の太いヒモが、まるでクリスマスツリーの飾りのように
巻かれていた。王様は王様で闘牛士のような帽子をかぶっていた。
2)「最後の女帝」は、ミュージカルの必要条件をまったく考慮していない。
極度に政治的なストーリである。Min 妃がフランス語のレッスンを受ける
シーンでは、西洋人の教師がひれ伏して「あなたはとても聡明なお方!」と
叫ぶのだ。西洋人のなかにはカルト教団の指導者、例えば「統一教会」の
教祖にへりくだる者もいるかも知れないが、相手がミュージカルの後援者
となれば話は別だ。
3)演劇上の効果を狙ってモラルがことごとく排除される。盲目的愛国主義、
まったく平和的でない見世物である。広島の原爆投下の写真まで利用する。
東京で上演されることなどはないと思われる。
4)音楽はチャイム、シンバル、尺八などを使用している。が、騒々しいだけで
まったく音楽的でない。理解不可能である。歌詞も同様、翻訳不可能だった。
Daily Telegraph誌の記事
http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2002/02/06/btcs06.xml&sSheet=/arts/2002/02/06/ixartleft.html&_requestid=71923 > For no reason I could fathom, it opens with footage of the Hiroshima mushroom cloud
韓国は日本とフットボール祭りを開くのに、このミュージカルは日本人の感情を逆撫でする
にの一生懸命だ。私にはなぜか分からないが、広島のキノコ雲から劇は始まる。舞台はその
50年も前なのに。そして、サムライが多くの無抵抗な宮女を無慈悲に斬り殺すことで、クライマックス
を迎える。これは、英国がドイツと一緒に大きなスポーツイベント開催を祝うにあたり、
ドレスデンの空爆と大量虐殺をミュージカルにしようとするようなものである。