政府に強い姿勢求める
拉致問題で講演会
さいたま
北朝鮮問題について考える講演会「拉致問題を通じて日本のあり方を考える・第五弾」
(日本再生フォーラム主催)が十三日、さいたま市大宮区で開かれた。「北朝鮮帰国者の
生命と人権を守る会」代表で、大阪経済大学経済学部助教授の山田文明氏や「北朝鮮
による拉致被害者家族連絡会」副会長の飯塚繁雄さん(上尾市)らが講演し、北朝鮮の
せい惨な生活状況や、拉致問題などについて熱演した。
(中略)
講演の中で山田氏は、脱北者からの聞き取り調査で「ネズミの足を焼いたものが今ま
で食べた中で一番のごちそう」「人間らしく生きられる地があるなら、この世の果てでも探
していきたい」など、信じられないような事実や悲痛な訴えを聞いたという。
最後に「日本政府は北朝鮮に対して経済制裁をし、問題解決に向け断固たる態度を示
すべき」と強調すると、会場からは拍手が起こった。
二十七年前に妹の田口八重子さん=当時(22)、川口市=を北朝鮮に拉致された飯塚
さんは「全国には約四百人ほど拉致された被害者がいる。皆さんのおかげでこの問題が
クローズアップしてきたが、長い時間がかかっており、私たち被害家族ももういい年になっ
てしまった。日本政府には、生きている日本人をすべて返せという強い姿勢で臨んでほしい」
と訴えた。
(下記ソースより一部引用)
http://www.saitama-np.co.jp/news11/14/04x.htm http://www.saitama-np.co.jp/