【ハンセン病訴訟】「日本人と処遇上の差別無くせ」 韓・台弁護団、厚生労働省に控訴断念訴え[11/07]

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ハンセン病元患者 韓国で自伝を出版 (※「元」だけ文字小さめ)
国本さん、68年ぶり祖国へ (朝日新聞 2005年11月28日朝刊東京面)

 韓国出身で東村山市の国立ハンセン病療養所多摩全生園に住み、ハンセン病訴訟の全国原告団
協議会事務局長を務める国本衛(まもる)さん(78)=写真=の自伝「生きる日、燃ゆる日」の韓国語版
が韓国で出版される。12月13日、ソウルで出版記念会があり、国本さんは68年ぶりに祖国を訪れる。
 国本さんの本名は李衛(イ ウィ)。韓国・全羅南道で生まれ、4歳のとき母と一緒に来日。14歳でハン
セン病と診断され、多摩全生園の前身の全生病院に入った。01年、原告が全面勝訴したハンセン病訴
訟熊本地裁判決の後、全国の原告の代表として小泉首相と面会して控訴断念を勝ち取った。
 「生きる日、燃ゆる日」(毎日新聞社刊)は03年に出版された。在日とハンセン病患者としての二重の
差別。重労働の園内作業で体を壊し、死と向き合って短歌や詩を作った青年時代などが記されている。
 今年5月に韓国最大のハンセン病関係者の団体「ハンビッ福祉協会」の林斗成会長が来日した際、
国本さんは本を贈って「母国語で出版したい」と相談した。同協会が韓国の出版社ブレークメディアに
韓国語への翻訳を依頼。内容に共感した林会長らの尽力で、同社での出版が決まった。
 収益の一部は韓国の元患者らの支援に充てられる。国本さんの手元にはすでに見本本が届けられている。
 林会長は「国本さんの闘いに韓国の元患者は学ぶ点が多い。戦前、戦後の日本の社会状況も克明に
描かれ、自伝は日本社会を細かく見る顕微鏡のようだ」と評する。
 国本さんの祖国訪問は1937年、10歳のとき祖母の見舞いで出向いて以来で、68年ぶりとなる。
「ハンセン病を生き抜いたコリアンの1人として、祖国訪問に胸をときめかせています」と話している。