ttp://www.pref.saitama.lg.jp/s-gikai/gaiyou/h1802/1802_5.html#5 ★北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書 (平成18年3月24日)
■北朝鮮による日本人拉致問題は、日本国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、拉致
された生存者の一日も早い救出と真相解明は、国民すべての願いである。■しかしながら、本
年2月4日から北京で行われた日本と北朝鮮との政府間協議においても、北朝鮮は一方的な
主張を繰り返すなど不誠実極まりない態度に終始し、拉致問題は何ら具体的な進展がないまま
である。■本県議会はこれまで、過去6回にわたり拉致問題の解決を求める意見書を国に対し
提出してきた。国は、北朝鮮との「対話」の継続だけでなく、特定船舶入港禁止特別措置法の
施行をはじめとした「圧力」を掛け続けてきたが、拉致問題の現状からすると、そうした対策が有
効に働いているとは言い難い状況であり、北朝鮮に対する一層の「圧力」が必要となっている。
■よって、国においては、拉致問題の真相究明や拉致被害者の一日も早い帰国を実現するた
め、万景峰号の入港差止めや経済制裁の発動を視野に入れ、早急に法律を整備するなど、北
朝鮮による国家的犯罪行為に対し、主権国家として毅然たる姿勢で臨むよう強く要望する。■
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 埼玉県議会議長 蓮見昭一