ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000107-yom-soci ★家族写真見せ協力迫る…辛光洙容疑者、総連系元会長に (3月23日14時53分)
■1980年6月の原敕晁(ただあき)さん(当時43歳)拉致事件で、警視庁公安部が主犯格と
みている北朝鮮の工作員、辛光洙(シン・グァンス)容疑者(76)は、在日本朝鮮人総連合会
(朝鮮総連)の傘下団体の元会長(故人)らに、北朝鮮に住む子供の写真や手紙を見せて、身
体に危害が及ぶことを暗にほのめかし、拉致に協力するよう迫っていたことが分かった。■原さ
んが働いていた中華料理店の店主の男(74)も、この元会長の指示をきっかけに拉致に協力し
ていた。公安部は、店主の男の事情聴取を進め、辛容疑者が、元会長らを実行グループに引き
込んだ経緯を調べる方針。■85年2月に韓国に密入国して逮捕された辛容疑者の公判調書に
よると、同容疑者は29年に静岡県に生まれた在日朝鮮人で、戦後、現在の韓国に帰国。50
年の朝鮮戦争の際に北朝鮮兵として参加、朝鮮労働党にも入党した。71年に韓国に対するス
パイ活動を担当する工作員となり、73年7月、工作船で石川県内の海岸から日本に密入国した
とされる。■辛容疑者が最初に向かったのは大阪市内で、同市内に住む在日朝鮮人の女性を
訪ね、北朝鮮に住む息子の写真や手紙を見せ、女性の自宅をアジトとして確保していた。■さら
に80年4月には、朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮大阪府商工会」の元会長(2001年に85歳で
死去)に対しても、同様に北朝鮮に住む息子の写真や手紙を見せて、日本人拉致への協力を
求めた。■辛容疑者は翌5月、元会長に「45〜50歳くらいの独身で身寄りや前科がなく、日本
からいなくなっても捜す人のいない人物」を物色するよう指示し、元会長は、同商工会で部下だっ
た中華料理店主の男に伝達した。■店主の男は辛容疑者に、「祖国で要求している条件に適
合している」として、自分の店で働いていた原さんの名を報告したという。■80年6月、実際に
宮崎市の青島海岸に連れ出す際には、店主の男が原さんに「新しい仕事を紹介する」などと持
ちかけ、元会長が新たな就職先の「社長」、辛容疑者が「専務」、そして現在、韓国・済州島に
住んでいる元服役囚(78)が「常務」にふんして偽の面接を実施。「別荘がある」と偽って、宮崎
市内に誘い出したとされる。■店主の男は今年1月、読売新聞の取材に応じ、「原さんが自分の
店で働いていたことは知っているが、いつの間にか辞めた。自分は商工会の幹部として地元で
有名だったので、(辛容疑者に)名前を勝手に使われた」などと話していた。
【拉致問題】家族写真見せ協力迫る…辛光洙(シン・グァンス)容疑者、総連系元会長に〔03/23〕
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