学校の火災での死亡人数は350%増 消防教育は「子供プロジェクト」をスタート
今年9月までの全国の各学校における火災の死者数は同期比350%増
損失額も18.5%増 消防安全教育として「子供プロジェクト」を開始
---
子供たちを火災による危険から守るため、国民全体の消防に対する安全意識が
全体的に高まるよう、公安部および教育部は今日、陝西省西安市で初めて、
両部合同による学校での消防安全教育に関するプロジェクト会議を開いた。
消防安全教育に関する「子供プロジェクト」を全面的に開始する。
調査によれば、目下のところ全国的に火事の発生状況は依然として非常に危険な状態にある。
9月30日までに、全国で発生した火災は18.5万件にのぼり、死者1,763人、けが人1,749人、
被害総額は10.39億元にもなる。
一日当たり、火災が680件発生し、死傷者13人、380万元の損失がある計算だ。
その中でも全国の各種学校での火災が607件も発生し、死者9人、負傷者1人、被害額382.5万元を
数えている。これは昨年同時期と比較して、死者が350%、被害額が18.5%も増え、
件数と負傷者がそれぞれ10.7%、88.9%減少している。
これらの火事の原因を調査したところ、そのうち90%は人為的な要素がもたらしたものだった。
人民の消防に対する知識が欠乏しており、消防の意識が薄く、法制観念も強くない。
こうした安全教育に対する問題は、一刻の猶予もない状態になっている。
こうした中で、会議において、政府と統一した指導のもとで、各地で消防安全教育を
小中学校のカリキュラムの中に組み入れ、小さい子や幼子も参加させることを求めた。
学校を主体とした教育部門と、社会の各関連部門である公安消防部門が協力して、
学校における消防安全教育の仕組みを共に構築し、管理しようというものだ。
(以下略)
★ ソースは、新華社通信 [中国] とか。
http://news.xinhuanet.com/politics/2005-10/24/content_3676495.htm (中国語・簡体字)