【マンガ嫌韓流】宝島社 「別冊宝島 マンガ嫌韓流の真実!」 10月21日発売予定

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福島民報 平成17年10月20日 朝刊

首相 靖国参拝 (下)  広がる嫌韓℃相支え

 「マンガ嫌韓流」。若者を主なターゲットにして、三十万部を超えるベ
ストセラーになっている。大学生が歴史サークルで勉強し、歴史認識問
題は韓国側に非があると考えるようになるとのストーリーの漫画だ。
 出版元のホームページは「インターネット上で数年前から巻き起こっ
ている嫌韓″というムーブメント」があると刊行の背景を説明してい
る。
 確かに若者が主役のネットでは、アジアを露骨に敵視するような言葉が
飛び交う。十七日の首相参拝後も掲示板「2ちゃんねる」には「ほかの国
にガタガタ言わすな」「(アジアの国に対して)うるせーばかのひと言に
尽きる」といった言葉が書き込まれた。
 北田暁大東大助教授(社会学)は「親の生活水準を超えられそうもな
い低成長社会で、未来への漠然とした不安がナショナリズムにすがる動き
を促しているのではないか」と指摘する。
 「ただネットにみられるナショナリズムはある意味で表層的。中韓その
ものへの嫌悪というよりは、中韓に優しいように見えるマスコミの正論に
反発することで、連帯感を共有しているように見える」
 都立高で歴史を教える三十代後半の教員は、意識の変化をより痛切に感
じている。「先生の言うことは偏っていると思う」。戦争中に日本がア
ジア各国で行った加害の事実を正確に伝えようとしてきたが、授業のアン
ケートでこんな反応を示す生徒が最近増えてきた。
 「戦後、日本人がある程度共通して持っていた感覚が風化して、よく言
えば先入観がない。でも『中韓に言い分があるように、日本にも言い分が
ある』と考えて、それ以上深めようとしない」
 中韓の反発に正面から向き合わない傾向が若い世代にあるならば、歴史
観の溝を埋めるのは今後も容易ではないのかもしれない。