amsung ElectronicsとBang & Olufsenは10月6日、
9月に共同開発を表明していた高品質の携帯電話「Serene」をリリースした。
ダークなクラムシェル型ボディーは、左右の中央部が少し細くなっており、
開いて操作するとき、手になじみやすくなっている。
ヒンジはB&Oの工場で作られた高級感のあるもの。最も特徴的なのは、操作ボタンだ。
丸いホイールを取り囲む数字ボタンは、アナログ電話のように配置されている。
ホイールはiPodのホイールのような操作性を持つ。
また、高音質のスピーカーが数字ボタンの後ろに設置されているという。
このボディーは、手に持つときと、机の上に置いたときでは画面とキーパッドの位置が逆になる。
通常時は画面が上に来るが、机に置いてキーパッドを下にすると、画面が自動反転する。
「小型の携帯を親指で操作する際には、キーパッドを上に持ってくるのが自然だ」
とSereneの説明ページには書かれている。
リングトーンは、シンプルで洗練された独特のベル音が用意されており、
静かな場所でも騒がしい場所でも聞き取りやすいとしている。
また、音声認識機能も業界で最高レベルのものを提供しているという。
B&O製ワイヤレス固定電話システムと連動するDECTドッキングステーションも用意されている。
両社の共同開発は2004年初めにスタートし、
「快適で便利なコミュニケーション」のための携帯電話の実現を目標とした。
Sereneという名前は、エレガントなシンプルさと洗練されたミニマリズムという、
コアコンセプトを象徴したものだという。
発売は欧州、ロシア、ウクライナで2005年第4四半期、
DECTを含むセット価格は1100ユーロ、DECTなしの価格は1000ユーロとなっている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/07/news043.html