【韓国】ウリ党議員:「マッカーサーは悪辣な戦犯である日王を保護した人物」[10/01]

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【36年間の植民地時代も、半島を統一できなかったことも米国のせいとは】

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/02/20051002000050.html

ヨルリン・ウリ党の金元雄(キム・ウォンウン)議員が、駐米大使館への国政監査で「米国が
日本の朝鮮半島支配を認めた1905年の桂・タフト協定から不幸が始まった」とし、「国際法
上、重大な犯罪行為であるこの協定について、米国に抗議して謝罪を要求しなければなら
ない。韓米関係における過去の清算が必要だ」と述べた。

1905年、東京で締結された桂・タフト協定は、米国と日本が、日本の朝鮮半島支配と米国
のフィリピン支配を双方が了解した合意だ。協定の当時、朝鮮半島はすでに日清戦争と日
露戦争で相次いで勝利を収めた日本の影響圏の下にあった。協定について米国の責任を
問わなければならない、という主張は、「米国は日本と戦争をしてでも、朝鮮半島に介入し
なければならなかった」という意味も同然だ。この場合、帝国主義時代に植民地支配された
国々は、侵略国だけではなく、影響圏を分かち合い殖民地支配を相互に認め合った他の
列強に対しても過去の清算を要求しなければならない。国際社会の常識では理解に苦しむ
論理だ。

政府与党の周辺では、桂・タフト協定を朝鮮半島の不幸の元凶とする声を耳にすることは
珍しくない。南北分断ももとを辿ればその発端がこの協定にある、という主張も出ている。
今年7月、金議員を含めた11人の議員は、米国と日本に対して桂・タフト協定の破棄と謝罪
を促す決議案を国会に提出した。

こういった歴史観を持っている人々は、朝鮮半島の赤化統一を阻止するため朝鮮戦争に
米国が参戦したことについても不満を持ち、それゆえマッカーサーの銅像を撤去しなけれ
ばならない、と主張している。駐米大使館の国政監査が終わった後、他の議員は全員、朝
鮮戦争参戦碑に参拜したが、金議員一人だけ欠席したことも、こういう認識を持っているた
めであろう。

米国が日本による朝鮮半島殖民地支配に目をつぶり積極的に介入しなかったことも過ち
であり、米国が北朝鮮の南侵に目をつぶらず介入したことも過ちなら、それこそすべてが
米国のせいだという主張だ。いかに国内で反米が“損をしないスローガン”であり、米国を
“袋叩き”すれば拍手をもらえるご時世といえども、こういう主張を闇雲にあからさまに行え
ば、国際社会が韓国という国にどのような視線を向けるのか1度考えて見る必要がある。