【韓国】女子ジュニアホッケー、W杯2連覇へ[09/26]
OECD報告の見通しを暗いものにさせた日本経済の生産性成長の低さというのは、1990年代の日本
の驚くべき資本の無駄使いと、人員整理に消極的であった企業行動の結果から来る数字なのであ
る。1980年代のバブル時代の資金は誤った用途に宛てられたのだけれど、バブル崩壊後の90年代
になっても、政治家と銀行は「ゾンビ企業」を生きながらえさせるために資金を無駄使いしたの
である。しかしそれは昨日のことであって、今では資本や労働力の配分の改善が生産性向上に寄
与する。商法の改正や資本市場の変化で、そうした改善が期待できる。そして労働力が不足する
ようになればIT化や自動化といった方面への投資が生産性を向上させるだろう。
そういうわけで来る10−15年で日本の人口は高齢化し減少するにしても生産性が向上することは
あり得る。労働力の不足といった問題について日本の関心は効率には無くて、1970−80年代に日
本を繁栄させた要素であるところの、良い教育、先進的な技術、労使や企業内のスムースな関係
などが再び役に立つであろう。
日本が(高齢化のもとで)高生産性の明るい社会を実現するためになすべきことは大変多く、年
金や健康保険は国の負担を減らさざるを得ないし、日本の大学は刷新(revamp)が必要である。
独占禁止法は改正されるべきで競争を促進すべきである。それに政治家は増税を急ぎすぎて回復
を滅茶苦茶にしてはならない。
そうした事項が皆うまくゆけば、日本の将来は明るい。生産性の向上、生活の質の向上、日本へ
の国際的な評価の向上、そして、他のことより重要な事なのだが、中国と互角に、あるいはそれ
以上に付き合ってゆけるのである。日本は中国との間で東シナ海資源でもめているのだが政治的
あるいは軍事的な衝突は避けるべきであり、日本は強くなるべきだが、それと同時に他のアジア
諸国を育成して欧州のようなアジア地域安全保障を構築すべきである。
アジアの国から見て中国は印象的なのだが心配すべきものでもある。日本が繁栄し信頼できる着
実な亀であることは魅力的なカウンターウエイトなのだ。日本語では亀というのは兎とのレース
に勝つだけでなく、(性的)潜在力のシンボルも意味するのだ。