「東海自衛反撃戦は弊害よりも利益が大きい」に対する見方
聨合早報網 2005年10月03日 ソース(中国語)
http://hannichi.seesaa.net/article/7806655.html この文章には道理がある部分があり、同意せざるを得ない。兵書では利があれば戦えとあるが、
中日の戦いでわが国が有利であれば、なぜ攻撃しないのか? この文章の軍事上どのような時に
どのように戦うかの分析は我が国の軍高レベルの参考に値する。
日本と開戦した場合、いくつかの問題を考慮しなければならない
1、どのような理由をもって日本と開戦するのか、どのような方法をもって日本人を誘惑し先に攻撃
させ我々の口実にするのか?作者はもと日本人が紛争の海域に入り込んだなら、我々に口実を
与えたとする。しかし、日本人はそんなに簡単に我々に口実を与えないだろう。国際経済上の影響力
を使い、逆に我々を道義的に不利な立場に追い込むだろう。
2、全面戦争なのだろうか、局部戦争なのだろうか、中日の衝突の現状からみるに、米国要素により
日本は米国の支持があり、小さな戦闘では屈服しないであろう。いったん戦局が拡大すれば、米国は
必ずわが方に武力を行使してくる。現在のこのような政局の中で、戦局の不拡大を逃れることが
できるのであろうか?
3、軍事以外にも、政治経済において戦後に我が国はどのような利益を得られるのであろうか?
もし日本が妥協をして東海の安全を保てれば、東海のガス田によって我が国のエネルギー問題の一部が
解決する。米国の我が国発展に対する束縛を突破できる。日本が一旦妥協すれば、米国の太平洋での
影響力は必然的に弱まり、それは我が国が台湾を取り戻すための有利な条件を創造し、太平洋の局面を
打開し、我が国の蜂起の道を開くのである。もし全面戦争と挙国玉砕をせずにこれらを得られるなら、
これは絶対に得である。挙国玉砕をしないことを保証できるであろうか?
4、戦争は強力な経済を動力とする。我が国の現在の経済は量の面でも質の面でも日本に比べて不利である。
これはつまり、兵糧戦が続けば、まず我が国の経済が崩壊するのである。軍事面でみれば、もし我々がすばやく
強力に行動すれば、短期で自衛隊を打ちのめすことができる。しかし、日本の軍事の実力を決して甘く見ては
いけない。自衛隊は自衛隊などと名乗っているが、彼らの防衛能力は決して小さくない。ましてや我々が日本本土に
進攻するならば、日米共同防衛条約(訳者注 日米安保条約と思われます)により、米国はすぐに我々に対して
軍事行動を起こし、戦局は我々にとって不利になり、中国はもっとも危険な状況になる。米日と開戦するならば、
我が国は必ず劣勢であり、勝利の可能性は非常に少ない。もし失敗するならば、中国の局面はがらりと変り、地方に
よっては期に乗じて独立し、中国は分割され、中華人民共和国は崩壊するのである。「一敗で国を失う」のである。