韓国のサムスン電子:ニューヨーク証取上場を検討中―時期は未定(2)
9月2日(ブルームバーグ):時価総額でアジア最大のエレクトロニクス製品メーカー、
韓国のサムスン電子は2日、ニューヨーク証券取引所での上場を検討していることを明らかにした。
投資家層の拡大を狙う。
同社広報担当のチョ・スンイン氏は電子メールによる発表文で、
「サムスンがニューヨーク証券取引所で上場する可能性を検討しているのは事実だ」としながらも、
同社は現在「上場の可能性がある時期については具体的な計画はない」と述べた。
8月28日付のサンデー・タイムズ紙に掲載されたサムスン電子の尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)
最高経営責任者(CEO)とのインタビュー記事に対応し、同社は発表文を送付した。
同CEOは、同社が2008年までにニューヨーク証券取引所で米国預託証券(ADR)を発行する
計画があると述べていた。
サムスン電子の外国人投資家による持ち株比率は現在、約54%。これら投資家らは同社に対し、
米機関投資家を引き付けることを理由に、ADRでの上場を求めている。
各企業は、ADRよりも、規制がより緩やかなグローバル預託証券(GDR)を発行する傾向がある。
この日のサムスン電子の株価は、前日比0.9%高の554000ウォンで終了。
年初来では23%上昇している。
原題:Samsung Electronics Considers Listing in New York (Update2)(抜粋)
ブルームバーグ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=auX.8Y4nG10I&refer=jp_asia