日本とインドネシア、通貨スワップ上限額引き上げで合意
2005年 08月 31日 水曜日 12:28 JST
[東京 31日 ロイター] 日本とインドネシアは、通貨スワップ協定の上限額を
現行の30億ドルから60億ドルに増額することで合意した。
両国間の通貨スワップ協定は、チェンマイ・イニシアティブに基づくもので、
短期流動性を必要とする場合、インドネシアからの要請に応じてスワップを行い、
日本からインドネシアにドルを供給するもの。
日本の財務省、日銀、インドネシア財務省、インドネシア中銀が揃って発表した。
日本とインドネシアの通貨スワップ協定は、2003年2月に上限30億ドルとして
締結された。
今回の上限額の増額は、2005年5月にトルコで開かれた東南アジア諸国連合+
日中韓(ASEAN+3)財務相会議において、既存の2国間スワップ協定の
100%までの拡大による枠組み強化などで合意したことに沿ったもの。
2000年に創設されたチェンマイ・イニシアティブに基づく2国間スワップ協定は、
日中韓とASEAN5(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)の
計8カ国の間で、17件、総額525億ドルとなった。
ただ、創設後5年を経過した現在でも、発動されたケースはない。
インドネシアは、日本の他にも、中国と10億ドル、韓国とは双方向で
10億ドルのスワップ協定を結んでいる。
ロイター
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=9515693 ■関連
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