【中国】台湾上陸を想定し度を超えた軍事力増強路線を継承 江沢民時代の

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1レコバφ ★
それらは救難などを目的にした一日だけの演習であり、ロシアの先端兵器
・装備を動員、台湾上陸を想定したような今回の実戦訓練とは違い、国際的な
関心を呼ぶことはなかった。西側軍事筋によると、中国は〇二年夏ごろから、
ロシアに合同演習構想を持ちかけていたという。

 同筋は、今回の合同演習は経済発展と軍事力増強を並行させる江沢民
建軍路線の延長線上にあるとし、中露が九六年に戦略的パートナーシップを
結んで以来、歴史的な対立要因だった国境線画定や経済・軍事交流拡大
などで政治的信頼関係を構築した結果と述べた。

 ロシア側の報道によると、一年前に合同演習で基本合意した後の折衝で、
反テロ訓練の一環とするロシア側に対し、中国側は海空軍を主体にした
訓練を主張したという。

 当時、中国側は「台湾独立」派を強く牽制(けんせい)、また国家の海洋
戦略もあり、軍内には海空軍力の強化が急務とする主張が広がっていた。

 先月の中露共同声明には、胡錦濤主席の「平和的台頭」という平和主
義理論が反映している。しかし「限度を超えた軍事力増強」(ライス米国務
長官)を続け、ロシアとの合同実戦演習まで実施する意図は何か。

 北京の外交筋は、江沢民軍事委主席時代に決まった合同軍事演習を、
後任の胡錦濤主席が受け継ぐのは当然とし、いまだ軍を十分に掌握
していない胡氏は、軍部の近代化要求にこたえ、ロシアとの軍事協力を
強化するとの見方を示している
http://www.sankei.co.jp/news/morning/23iti002.htm
2005)年8月23日