清渓(チョンゲ)川復元によりソウル都心の商圏が大きく変化している。
これまで業務用の事務所が中心だった光化門(クァンファムン)ロータリー周辺に、
レストランやベーカリー、カフェが進出し始めた。そして今後、このような変化は光化門商圏から
清渓川に沿って東大門(トンデムン)商圏にまで広がる見通しだ。
鍾路(チョンノ)区・貫鉄(クァンチョル)洞の清渓川沿いで3年間コーヒー店を経営してきたという
ファン・ジョンスク(50)さんは、「この地域は日曜日になると閑散としていたが、
最近は週末になると家族連れの顧客が訪れるなど、清渓川の開発が肌で感じられる」とし、
「来年の春が再契約の時期だが、今から既に良い条件でテナントを希望する人がおり、
契約の延長ができるか心配」と話した。
鍾路2街と清渓川沿いをつなぐ貫鉄洞「ピアノ通り」。今年2月、鍵盤の形をしたオブジェが設置され、
多くの人々がここを訪れるようになった。ピアノ通り近くにあるファミリーレストラン「TGIF」の売り上げも
前年同期より15%以上増えるなど、もはや清渓川特需を享受している。
ベーカリー「パリバゲット」は清渓川が隣接している鍾路の繁華街に2〜3の店舗をさらにオープンすることにし、
清渓川沿い近くに5〜6の店舗をオープンするという計画のもと、場所を物色している。
コーヒー専門店「スターバックス」も清渓川沿いに店舗を出すため、場所を探している。
清渓川の復元は東大門周辺の30余の大型商店街にも影響を与える見通しだ。
東大門市場一帯のショッピングモールは、これまで衣類一色だった商店街の中に、
飲食店、ネットカフェ、コンビニなどの施設を入れる計画だ。夜間のみ営業していた卸売り商店街も、
今後は昼間の営業も開始する計画だ。
清渓川商店街の価格は既に「江南(カンナム)水準」だ。清渓川の水標(スピョ)橋と乙支路(ウルチロ)の
地下鉄の駅近くの一部大通り沿いの商店街は、1坪あたりの価格が1億ウォンに迫っている。
江南駅近くの商店街が1坪あたり7000万〜8000万ウォンの線だという点を勘案すれば、
既に清渓川周辺地域の土地代は江南を超え、最も土地代が高いというソウル・明(ミョン)洞水準に近づいている。
清渓3〜8街の工具・照明商店街も土地代上昇の例外ではない。4月に1億2000万ウォンだった
清渓7街近くの4.8坪の店の価格は現在1億6000万ウォンまで上昇した。
清渓川周辺のマンションも同じように価格が上昇している。昨年10月入居した鍾路区・崇仁(スンイン)
洞ロッテキャッスル・チョンジインの住商複合32坪型の分譲価格は2億5000万ウォンの線だったが、
現在の価格は最高4億5000万ウォン。
中(チュン)区・黄鶴(ファンハク)洞の某不動産仲介者は「近くに建設されている住商複合ビルの
11坪の組合員持分価格は、4月は2億ウォンだったが、この4か月で2億5000万ウォンまで上がった」とし、
「物件がなくて取り引きできないほど」と話した。
この一帯の不動産仲介事務所には1日20〜30人ずつ投資者が訪ねてくる。
写真:
http://japanese.chosun.com/site/data/img_dir/2005/08/22/200508220000101200508210332_00.jpg 朝鮮日報
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