中国でもペットブームが広がっているが、ペットにかかる医療費が増大。
医療費の透明性拡大のために、法令整備を求める声も出てきた。
15日付で中国新聞社が伝えた。
北京市小動物保護協会によると、北京市で飼われている愛犬は
100万匹をすでに突破し、1年間にかかる医療費の総額は5億元にも達している。
中には咳をする愛犬をペット病院に連れていき、150元の治療費を
請求されたが、実は5元程度の「干草片」を服用させれば治るケースも
あったという。伝染病やウイルスに感染した愛犬を完治させるには、
最低でも1500元が必要になるようだ。
病院の開設には、診療証、経営証、動物検疫合格証が必要で、
獣医師も審査通過が必須だが、薬代は政府のコントロールが
及ばない放任状態。病院によって、医療費がまちまちになる原因のひとつとなっている。
このほか、医療事故が発生したときに、事故の鑑定をどうするか
という難題も浮上してきている。
同協会では、「法令の真空地帯」だとして、関連法令と仲裁機構の
整備を強く求めていくことにしている。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 8月17日11時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000004-scn-int