中国のIT(情報技術)業界再編で、大手企業の中国電子集団と長城集団のほか、
テレビ製造を中心とする南京パンダ電子集団などの南京市を拠点とするIT企業五社
の計七社が、大規模合併に参加することが明らかになった。資産総額は六百二十億ド
ル(約八千六百八十億円)。新会社は早ければ、年内にも誕生する見込み。新華社電
は「中国最大のIT企業グループに成長する」と伝えている。
中国の国有資産を管理する中国国有資産監督管理委員会(国資委)によると、IT
業界の再編に関連して、合併するのは中国電子集団と長城集団のほか、南京華東電子
集団と南京金寧電子集団、南京パンダ電子集団、南京三楽、南京長江電子の計七社。
このうち、中国電子集団は資産総額が約四百億元(約五千六百億円)で、傘下に四
十六企業を擁し、従業員総数は三万四千人。パソコンや集積回路、パソコンソフト、
デジタル家電などが主要製品。また、長城集団の総資産額は百二十二億元(約千七百
八億円)で傘下に二十一企業を置く。パソコンおよびパソコン周辺製品が主要製品。
このほか、南京華東電子集団の資産総額は七十億元(約九百八十億円)で、南京金
寧電子集団が十億元(約百四十億円)、南京パンダ電子集団はカラーテレビを中心と
したハイテク家電メーカーで、資産総額は十四億元(約百九十六億円)。南京三楽と
南京長江の資産額はそれぞれ二億三千万元(約三十二億二千万円)、一億元(約十四
億円)。七社が合併すれば、資産総額は約六百二十億元(約八千六百八十億円)に上
る。
また、資産総額は少ないものの、南京パンダ電子集団のように、〇三年の売上総額
が二百六十三億元(約三千六百八十二億円)に達する優良企業もあり、合併後は「中
国最大のIT企業グループに成長する」(新華社電)との見方もある。
中国のIT業界では、家電最大手の海爾(ハイアール)集団やパソコン最大手の聯
想集団(レノボグループ)の両社を筆頭に、激しい販売合戦が展開されている。両社
は国際的にも知られているが、これら七企業が合併すれば、両社も安閑とはしていら
れない。
ソース:FujiSankei Business i
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200508100004a.nwc
>>1 大げさに伝えているけど要するに単体で活動できるほどの経営体力が無いから合併するんだろ?
レノボの4−6月期の決算が発表されていたけどレノボでさえ、ほとんど純利益が無い状態。
中国バブルが弾けたら大手企業が一斉に倒産しそうだな。