日本政府が28日、対台湾窓口機関である財団法人交流協会台北
事務所の池田維代表を通じて、「旭日中綬賞」を台湾日本語教育学会
の元理事長である、蔡茂豊・東呉大学教授に授与し、蔡・教授が長年、
台湾における日本語教育を推進するために尽くした貢献を称えました。
中華民国台湾の日本語教育関係者に日本政府から勲章が授与される
のは、1972年に中華民国と日本が国交断絶して後、初めてのことです。
交流協会台北事務所の池田維代表は祝辞の中で、蔡茂豊・教授は、
戦後、台湾における日本語教育の普及に極めて大きな貢献をした、
この分野での第一人者と評価、蔡茂豊・教授の長年の努力と功績に
敬意を表しました。池田代表は、現在、日本は台湾と外交関係はない
ものの、両者の関係は緊密かつ良好と述べ、そのような中で双方交流の
手段として、相手の言語を習得することはきわめて重要と指摘、この
ような意味から、今回の叙勲が台湾の日本語教育関係者の励みとなり、
日本語学習者がさらに増えるよう希望すると共に、これを契機にさらに
広い分野で、より多くの台湾の人たちが受勲できるよう期待しました。
蔡茂豊・教授は台湾南部の屏東県で1933年に生まれ、1961年、
現在の国立成功大学を卒業、その後、官費留学生として日本に渡り、
筑波大学の前身である東京教育大学で1965年に修士号を、1982年に
博士号を取得しました。1965年8月以来、中国文化大学、私立東呉大学、
銘伝大学で教鞭を取り、台湾の日本語教育の推進に尽力して今日に
至っています
全文はソースよりどうぞ
http://www.cbs.org.tw/japanese/activities/2005/050629.htm 台湾における日本語教育での貢献により、「旭日中綬賞」を授けられた蔡茂豊・私立東呉大学教授
http://www.cbs.org.tw/japanese/activities/2005/images/jp050629h3.jpg