8月9日(ブルームバーグ):中国株式相場は3営業日続伸。
中国石油化工(Sinopec)や吉林化学工業などエネルギー関連銘柄が高い。
前日のニューヨーク市場で原油先物が最高値を更新したことから、
エネルギー企業の利益が膨らむとの期待が広がった。
一方、燃料コストの増加が利益を圧迫するとの懸念から、中国南方航空など航空株が安くなった。
湘財証券の邱志承アナリスト(上海在勤)は、「原油価格上昇は石油会社に恩恵を与えるが、
輸送会社のコスト負担増につながり、収益性を損ねる」と述べている。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数の終値は、
前日比13.65ポイント(1.2%)高の1152.53と、4月29日以来の高値となった。
深セン証券取引所のA・B両株に連動の深セン総合指数は3.05ポイント(1.1%)高の274.33と、
6月27日以来の高値。
アジア最大の製油会社、中国石油化工(Sinopec、600028 CH)は0.16元(3.7%)高の4.50元。
中国最大の石油会社ペトロチャイナ(中国石油)の石油化学部門、吉林化学工業(000618 CH)は
0.26元(7%)高の3.98元。
一方、中国2位の航空会社、中国南方航空(600029 CH)は0.05元(1.7%)安の2.84元となった。
地域航空会社の上海航空(600591 CH)は 0.04元(1.1%)安の3.56元。
原題:China Stocks Gain, Led by Sinopec on Record Oil; Airlines Drop(抜粋)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=aWCNjed1LQ4M&refer=jp_asia ■関連
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