バリ島テロで禁固刑が確定、JIの精神的指導者
ジャカルタ――インドネシアのリゾート地バリ島で2002年10月に起きた爆弾テロ事件で
同国最高裁は6日、テロ謀議の罪で禁固2年6カ月の判決を受けた、イスラム過激派のア
ジア地下組織「ジェマア・イスラミヤ(JI)」の精神的指導者、アブ・バカル・バアシル被告の
上告を棄却した。刑が確定した。
JIは、国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘される。反米強硬派である被告は、犠牲者
202人を出したバリ島テロへの関与を否定、JIの存在も打ち消していた。AP通信によると、
被告の弁護士は、インドネシアの司法制度に米国が干渉した、と非難した。
バリ島テロでは、多数のオーストラリア観光客が死亡。豪州、米国両政府は、禁固2年6カ
月は寛容過ぎると批判していた。
ソース
http://cnn.co.jp/world/CNN200508060006.html