ジャカルタ――インドネシアの首都ジャカルタ郊外で先週、鳥インフルエンザに
感染したとみられる父親と娘2人が相次いで死亡したことが明らかになった。
スパリ保健相が15日、記者会見で語った。3人が家禽(かきん)類と接触した
形跡はみられず、人から人への感染が起きた可能性もあるという。
発表によると、死亡したのは38歳の男性と9歳、1歳の女児。最初に亡くなった
女児はすでに埋葬されているが、もう1人の女児と男性について2回にわたり
検査を実施したところ、2回目に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)
感染の兆候がみられた。確認のため、香港の研究所に分析を依頼しているという。
最終的な結果が出るまでには約1週間かかる見通し。
当局では、3人と接触のあった315人の血液検査を実施するなど、警戒を強めている。
男性の妻に感染の兆候はないという。
(略)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200507150009.html