http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news1207377.html 台湾漁船が与那国近海で抗議行動へ
日本や台湾などが領有権を主張する尖閣諸島の周辺海域では、漁船が操業できる水域をめぐってトラブルが度々起きています。
台湾からの情報によりますと、今回の抗議活動は、 日本の巡視船により 強制的に操業海域から 排除されたとする台湾・宜蘭の 漁業関係者が組織したもので、漁船およそ100隻が集結して 抗議の意思を示すものです。
抗議活動の主催者は、日本側の巡視船が阻止しようとするなら、巡視船を包囲するなどの手段をとるとしており、抗議活動がエスカレートする 可能性もあります。
台湾当局は、尖閣諸島は台湾固有の領土だとしながらも、漁業権の問題は双方の 話し合いで解決すべきとの 立場をとっています。
一方、海上保安庁は、巡視船20隻余りと航空機を尖閣諸島に出動させるなど、警戒を強めています。 政府関係者によりますと、台湾の沿岸警備隊の巡視船5隻も警戒に当たっているということで、「島に上陸する恐れは 少ない」と見られています。(9日 9:23)