エベレスト山頂で「挙式」敢行と、ネパール人カップル
ネパール・カトマンズ――世界最高峰のエベレスト(中国名:
チョモランマ)で、ネパール人の20歳代のカップルが
5月30日、「結婚式」を敢行したことが3日判明した。
AP通信が報じた。エベレスト山頂での挙式の例が過去にあったのかは不明。
花嫁24歳、花婿23歳で、登山関連の仕事に就いているらしい。
頂上の極寒の条件を考え、式は約10分間にとどめ、酸素マスクを
短時間外し、プラスチック製の花輪を互いに身に着けるなどの儀式に限った。
総勢45人の登山パーティーに交じって実行したもので、友人らが「結婚の証拠」に写真を撮影した。
2人は異なる地域社会の出身で、ネパールでは珍しいカップル
だという。このため、親戚などにはエベレストでの結婚式計画は明かしていなかったという。
無事に下山し、結婚後の最初の夜はカトマンズの
花嫁の実家で過ごした。本格的な「地上」での挙式も行う計画。
エベレストの高さは、中国政府が1975年に、8848.13メートルと
測定。その後、全米地理協会が1999年に、GPSによる測定で、8850メートルと発表している。
エベレストの標高は地殻変動のほか、地球の温暖化によって
頂上付近の雪と氷が解ける影響で、年々変動しているとされる。
中国の研究者らが最近、同山に登頂し、頂上にレーダーや
GPS(全地球測位システム)を設置し、高さを正確に
測定するための作業を開始した。測定結果は、8月に発表する予定。
CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200506030031.html