中国の前外相で対日外交政策の事実上の責任者である唐家セン国務委員は
12日、中国での反日デモで揺れる日中関係について「肝心な問題は靖国(神社
参拝)問題だ。関係改善にはこの問題は避けて通れない」と述べ、日本政府が
首相の参拝中止など適切な対応を取るよう求めた。日中間の最大の懸案の一つ
として東シナ海のガス田試掘問題を挙げ、日本が民間業者に試掘を許せば「問題が
根本的に変化する」と強く警告した。ただ対日重視に基本的な変化はないとした。
共同通信の山内豊彦社長との会見で述べた。
先週末の反日デモ発生後、中国政府高官が日中関係全般について見解を述べた
のは初めて。中国側が東シナ海のガス田試掘に、これほど強く警告したことはなかった。
(写真)「靖国」で対応要求
中国を訪問し唐家セン国務委員(右)と会談する共同通信社の山内豊彦社長=
12日午後、北京の中南海
ソース(共同通信)
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