株式会社チョンジェ教育のパク某次長(39)は11日午前、会議が終わるやガムを
一つ取り出して口に入れた。4か月前まで、彼の口にはガムの代わりにタバコがあった。
ヘビースモーカーだったパクさんは昨年11月から、会社の“禁煙誓約制度”に参加した。
禁煙すると誓うと、会社から20万~40万ウォンが支給されるが、タバコを吸ったことが発覚すれば、
もらった額の1.5倍を払わなければならない。
パクさんは会社から40万ウォンをもらい、スポーツ・クラブに入会した。
パクさんは「罰金60万ウォンがもったいないと考えながら、タバコを我慢しようと思う」と話した。
この会社で“禁煙誓約”に参加したのは女性6人を含む80人だ。
サムスン電子水原(スウォン)事業所では2年前から部署別に“禁煙クラブ”が運営されており、
社員の70%以上が参加している。クラブのメンバーがタバコを吸って発覚すると、会社では
5000ウォン、宴会の席では1万ウォンを出さなければならない。
服からタバコの臭いがしても5000ウォンの罰金を払う。
禁煙クラブ総務であるチョン・グギョン(29)さんは「社員らはカメラ携帯で写真を撮るまでして
喫煙を摘発している。ひどすぎないかという不平もなくもないが、禁煙に成功する社員が
増えることを歓迎する雰囲気だ」と言った.
LG電子・昌原(チャンウォン)工場は社員15人で“健康コンパニオン”を、医者、看護婦らで
“禁煙警察チーム”を作った。この組織は社内の“禁煙ファンド”に加入した社員らの
一酸化炭素の数値をチェックし、喫煙していないかを見張る。禁煙ファンドに加入した社員は
約1800人の喫煙者のうち928人だ。
加入者は旧正月のボーナスから20万ウォンを預け、1年間禁煙に成功すれば二つの倍の
40万ウォンを受け取る。失敗すると20万ウォンは恵まれない人への寄付に使われる。
“ウェル・ビーイング”や“健康重視”の風潮により職場内禁煙の動きはますます強まる傾向だ。
ソース(朝鮮日報):
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/11/20050411000059.html