【日米安保協議】中国の反発に小泉首相「台湾問題の平和解決不変」【02/21】

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51<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
>>38

中国と日本は貿易などで「共存せざるをえない、抜き差しならない関係」
になりかけているから、向こうが強く出てもこちらが強く出ても、経済上、
互いに損をするような行動は取れない、という読みがあるのでは。
例えば中国が「農産物の輸出を差し止めるぞ!」と言われたら日本は
一過性的には困るけど(食糧自給では)、輸入先をブラジルなりオーストラリア
なり、他国に取り敢えず切り替えればダメージは継続しない。結果的に
買い手がいなくなれば中国にも不利益だ。もちろん、逆もまた真なり。

が、北朝鮮との間には、実はダメージを与えられるほど大きな経済交流は
ないんじゃないかな。実質、北朝鮮というのは経済圏としては「中国北東部
の一部」に組み入れられているわけだろう。
もちろん、日本が(韓国もそうだと思うけど)近隣に存在する一大「消費国」
である以上、アサリやカニがそうであるように、まったく影響なしということは
あり得ないんだろうけど、「日本から北朝鮮締め出し」というだけでは、みん
なが思っているほど巨大なダメージは与えようがないんじゃないか。

逆に、ダメージを与えすぎて北朝鮮を不用意に崩壊させてしまうのは、崩壊後
のロードマップが明らかになっていない現状ではすべきではないし。
経済制裁の後は憲法改正して「北朝鮮に自力で打って出られる」という方向に
シフトしない限り、次の一手は得られない。
でも、経済制裁を国際協調で実施しつつ、「次の一手を確保するためには、
日本も憲法改正して防衛方法を変質・進化させる必要がある」という方向に
世論を持って行くのが目的なら、北朝鮮は簡単に潰れてくれずに、日本の
危機感を煽って憲法改正するための「外圧」であり続けてくれた方がいい。
今北朝鮮が不用意に崩壊すると、憲法改正/防衛方法の変質のきっかけを失うし。

北朝鮮は遠からず中国に吸収されて、中国が次の「防衛対象」になるだろう。
「憲法改正のダシにするための脅威」としての北朝鮮はほどほどに立てて
潰さないように維持し、北朝鮮の次の脅威になる(すでに潜在的な脅威)中国
を殊更に刺激しているのは、「北朝鮮の次の脅威」として同じく憲法改正の追い風
にするため、じゃないかなと。

目的は一貫して「日本人に大陸からの脅威に対する恐怖感を煽り、防衛体制を
充実させるための準備(法改正)姿勢に軸足を移させる」ということで、外圧の
利用方法もいろいろってことでは。