【韓国】尼僧のハンスト、工事止める 韓国の高速鉄道建設[02/10]

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1依頼805@華亨φ ★

 韓国の高速鉄道建設工事が環境保護を要求する1人の尼僧の断食闘争で中断を
迫られ問題になっている。「100日間のハンスト」で生命が危うくなったとして政府がやむ
なく要求を受け入れたためだ。工事はこれまで環境調査や裁判などで「問題ない」として
進められてきた。尼僧の“実力闘争”に対しては「やりすぎ」との声が強い。要求受け
入れには「一種の“テロ”に屈服したようなもの」との評もあり、市民運動に弱い“盧武鉉・
革新政権”の体質に批判が出ている。
 
 ソウルと釜山をつなぐ韓国の高速鉄道は10年以上の歳月をかけ、昨年、やっと開通
したが高速専用の新線は一部で、とくに南部の大邱から慶州−蔚山−釜山はまだ
工事中だ。環境問題でもめているのは蔚山−釜山間の梁山市の北に位置する千聖山
トンネル(約13キロ)。山には尼寺がいくつかあり、環境保護を主張する僧侶たちの間で
工事反対の運動が続いてきた。

 その先頭にたってきたのが「サンショウウオ尼さん」の別名がある尼僧の知律さん(48)。
山には自然湿地が多く、工事によって水が枯れ湿地にすむサンショウウオがいなくなると
主張し、これまで抗議のハンストを繰り返し裁判にも訴えてきた。
 このため過去2回、工事が中断しているが、昨年11月、裁判で敗れた後、工事が
再開されたため知律尼僧はあらためてハンストに突入し先週で100日となった。
 市民団体やマスコミなどは「尼僧の命を守れ」と政府に譲歩を迫り、首相や環境相
などがソウルで断食中の彼女のところに足を運んで説得するなど大騒ぎとなった。
 結局、大統領官邸の“特使”と尼僧側との話し合いで政府が折れ「今後3カ月間、
あらためて官民合同の環境影響調査を実施する」と約束したためハンストは中止された。

 新たに3カ月の工事中断の場合、完成予定は2年遅れの2010年になり損失は推定
2兆5000億ウォン(約2500億円)に上るが、政府として弱みは盧大統領が大統領選の
際に「環境保護のためトンネル工事の白紙化」を公約していることだ。

 市民運動を背景に当選した盧大統領が今、そのツケに悩まされている。

ソース:産経新聞
http://www.sankei.co.jp/news/050210/kok035.htm

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