昨年11月に実施された韓国の大学修学能力試験(日本の大学入試センター試験に相当)で、
携帯電話メールを使ったカンニングなどの不正受験を行ったとして起訴された
韓国光州市の受験生ら31人に対する判決公判が27日、光州地裁で開かれた。
通信社の聯合ニュースによると、同地裁は不正の主導役7人に懲役8月、執行猶予1年を、
残る24人については家庭裁判所への送致処分を言い渡した。
検察側は今月6日の公判で「学生の身分を勘案した」として、懲役6月―1年を求刑していた。
韓国では昨年11月、同市で不正受験が発覚した後、
同様な手口の不正や替え玉受験が全国各地で相次いで発覚。
受験競争の激しさで知られる韓国社会に大きな衝撃を与えた。
通信社の聯合ニュースによると、これまでの公判で被告らは
「親や先生に申し訳ない。機会を与えられたら熱心に勉強して大学に行きたい」などと陳述。
携帯電話のメール機能を悪用し、
組織的に解答を送受信して不正受験を行ったとする起訴事実を全面的に認めた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050127STXKE018027012005.html