23日付の中国各紙によると、中国の大学院修士課程への進学希望者に対する統一試験が22日始まり、
受験者数は前年比24%増の117万2000人と、試験が始まった1978年以降、初めて100万人を突破した。
2005年の募集人数(国の計画ベース)は31万6000人で、3.7倍の難関となった。
高学歴志向が高まっている中国では、1990年代後半から専門学校の昇格などで大学の数が急増。
大学生の数は98年の108万人から、2003年末には約1700万人と急拡大している。
大学の“大衆化”に伴い、大学生の就職が難しくなっており、
一段と学歴をつけようと大学院進学の希望が増えている。
民間調査会社が最近発表した大学生意識調査では、
全国の大学生のうち卒業後すぐに就職すると答えたのは38%だけで、
大学院進学志望が約50%を占めたほか、留学志望も約10%に上った。
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005012409.html