中国を訪問中の韓国議員団が12日、脱北者問題に関する記者会見を開いていた
ところ、中国人の男たちが会場を停電させ、会見を強制的に中止した。
現場にいた複数の記者が明らかにした。
中国人の男は少なくとも5人おり、私服の公安当局者とみられている。
男たちは身分を明らかにしないまま、会見が行われていたホテルの部屋の照明を
消し、室内にいた人々を強引に追い出した。
この時、AP通信のカメラマンが頭部を殴られ、他の数人が小突かれるなどした。
男たちは、身分を明かす必要はないと語っていたという。
韓国議員団の1人は、「われわれは何も隠し事をしていない」と述べ、照明を点灯
して身分を明かすよう男たちに求めていた。
韓国議員団の訪中目的は中国国内の脱北者の実態調査だが、脱北者を支援した
として中国で拘束されている韓国人の釈放も求めていた。
中国当局は、韓国議員団が北朝鮮との国境に近い町を訪れたことで、脱北者の
対応への批判が出ることを恐れていた可能性がある。
中国国内には、数万人の脱北者が潜伏しているとみられている。
ソース(ロイター・ヤフー)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050112-00000974-reu-int 北朝鮮からの脱北者調査で訪中した韓国の野党・ハンナラ党国会議員団が12日、
北京市内のホテルで西側メディアを対象に記者会見を開いたところ、中国当局が電灯
を消すなどして中止に追い込んだ。中国政府は国内での脱北者支援を違法とみなし
ているが、外国の国会議員にまで強制措置をとるのは異例だ。
会見が始まると、会場の電灯が一斉に消され、議員らがそれでも話し続けたところ、
中国当局者十数人が会場内に入ってきて「早く出ていきなさい」などと声を荒らげた。
議員側は「会見は合法で中止する必要はない」と訴えたが、中国側は「申請書を出し
ていない」と指摘、会場からの退去を命じた。その後、当局者が質問に立った記者
数人を抱えて連れ出したり、双方がにらみ合う一幕もあった。
議員団は金文洙議員ら4人で10日から13日までの日程で訪中。中国での脱北者
支援に関連して拘束された韓国人活動家らとの面会を予定していた。北京の韓国
大使館職員の一人は「(会見中止は)両国関係に影響を及ぼすのは間違いない」と
話している。
以下ソース(毎日新聞・ヤフー)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050112-00000127-mai-int http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050113k0000m030113000c.html