【スマトラ沖地震/日本】小泉首相、談話で5億ドルの緊急支援と首脳会議の出席を表明[01/01]

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地震被害で5億ドル供与へ 首相、首脳会議出席も表明

 小泉純一郎首相は1日夜、談話を発表し、スマトラ沖地震の復興支援のため6日に東南アジア諸国連合(ASEAN)が主催し
インドネシアで開かれる緊急首脳会議に出席することを表明した。談話によると緊急支援として当面5億ドル(約510億円)を
被災国や国際機関に無償供与するなど「資金、知見、人的貢献の3点で最大限の支援」をする。

 資金面のほか(1)インド洋地域の津波早期警戒メカニズムの速やかな構築のため、日本の技術を活用した関係国との
協力推進(2)人的貢献として消防のヘリコプターの活用、自衛隊の航空機、艦船の追加派遣の早急な検討−も行う。
緊急支援に加え、社会基盤などの復旧・復興面でも最大限の支援を行う。

 特に警戒体制の不備が被害を拡大した事情を踏まえ、首相は首脳会議で、18日から神戸で開催される国連防災世界会議で
今回の地震に関する特別セッションを設けることを提案する。

 首脳会議は、インドネシアのハッサン外相が「国際社会の人道的結束」に基づきASEANと日本、米国、中国、韓国などに開催を
呼び掛けた。インドネシア側から小泉首相サイドに強い出席要請があり、首相はアジアの一員として「連帯と具体的措置を表明する」ため
自ら出席することにした。5日に日本を出発し6日夜には帰国する予定。町村信孝外相も同行する見通し。

 会議では各国への財政支援措置や感染症の拡大防止の協力態勢などが議題になる。
 日本は既にタイ、インドネシア、スリランカ、モルディブの4カ国に国際緊急援助隊を派遣している。



 スマトラ沖地震に関する小泉純一郎首相談話のポイントは次の通り。

 一、首相は6日にインドネシアで開く東南アジア諸国連合(ASEAN)主催の緊急首脳会議に出席。

 一、緊急支援措置として5億ドルを限度に関係国、国際機関に無償供与。

 一、津波早期警戒メカニズムを構築するための協力を推進。18日から神戸市で開く国連防災世界会議で協議。

 一、消防のヘリ、人員などによる貢献を実施。自衛隊の航空機、艦船、人員を活用した追加貢献の実施を検討。

 一、復旧、復興面でも最大限の支援。

  http://www.sankei.co.jp/news/050101/sei059.htm