[ハノイ 31日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は、ベトナムで旧正月を控えた来年1月に、
病原性の高いH5N1型の鳥インフルエンザウイルスの感染が新たに広がる可能性を指摘した。
WHOは30日付の声明の中で、鳥インフルエンザのウイルスは気温低下とともに活発になる
ため、家きん類のみならず、ヒトの感染例も出るとの予測を明らかにした。
WHOはまた、2月上旬の旧正月を前に家きん類の輸送や販売、消費が増えることから、
鳥インフルエンザの感染が拡大しやすい状況になると指摘し、警戒強化を呼びかけた。
同国南部ホーチミンでは先日、16歳の少女の感染が確認された。
医師団が31日語ったところによると、タイニン省出身の少女は26日に高熱で入院したが、
その後の容体は安定している。
ソース:ロイター通信
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=7212677§ion=news