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338<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
FTA交渉促進めざし農水省、アジアに農業技術援助へ
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041226i103.htm

 農水省は25日、自由貿易協定(FTA)の農業分野交渉で、日本への市場開放要
求水準を引き下げるために、見返りとして農業技術援助や貧困地域で栽培される農産
物に輸入枠を設けて譲歩を引き出す方針を固めた。

 日本の農業技術はアジア地域で高く評価されており、技術援助を取引材料に使うこ
とで、交渉力を強化する。難航が予想されたフィリピンや、マレーシアとの交渉が早
期に大筋合意した背景にもこうした戦術があり、農水省は今後もタイや中国など他の
地域とのFTA交渉で積極活用する方針だ。

 24日に大筋合意したマレーシア産農林水産物への市場開放交渉では、日本側は、
マレーシア産合板の品質改良などの技術協力や、小規模農家が作るバナナに限り、年
1000トンの無税枠を設けることを提示した。これを評価したマレーシア側は、焦
点だった合板の市場開放問題は数年後に再協議することで合意し、年明けと見られた
農業分野の早期決着にこぎ着けた。

 11月に基本合意したフィリピンとの交渉でも、砂糖の品質改良技術で日本側が協
力することを約束したため、焦点だった砂糖の完全撤廃問題は4年後の再協議に先送
りできた。

 このため農水省は、こうした戦術がアジアの発展途上国とのFTA交渉では有力に
なると判断、交渉中のタイにも、地域の特産品開発や、検疫体制の整備などで日本側
が協力案を提示して、タイ側に鶏肉や砂糖などの関税撤廃要求の取り下げを求めてい
る。今後予想される中国やインドとの交渉でも、技術援助や貧困地域の農産物の輸入
枠を活用していく方針だ。

 これまで、アジアなど発展途上国への農業分野の技術協力は、国際交渉との関連性
は薄かった。農水省は外務省や農協などと連携を強めて、効果的な交渉を促進する方
針だ。