時代が進むにつれ、恋愛や結婚に関する中国人の観念や姿勢も変化し続けている。
目立った変化として挙げられるのは、「見合い結婚派」より「恋愛結婚派」が多くなったことと、
結婚費用がどんどん上昇していることだ。こうした傾向は、
調査コンサルタント・零点調査公司が今年8月に実施したサンプリング調査で明らかになった。
調査対象は、北京・上海・広州・瀋陽・大連など10都市の14〜60歳の市民3千人余り。結婚費用を見ると、
2000年以降の平均額は、1970年の46倍に増加している。現在の独身者が見込む結婚予算は既婚者の2.4倍で、
1970年以前の100倍以上に当たる。細かく見ると、
1970年以前は都市部住民の結婚費用は1千元以下が約70%だった。2000年以降では、
1万元を超える比率は90%、3万元以上は60%前後に上る。10万元以上というケースも10%前後を占める。
独身者の結婚予算では、「3万元以上」という答えが大多数で、「10万元以上」の答えも40%以上を占めた。
結婚費用が上昇を続ける一方、結婚費用の内訳も多様化し、「実用性重視」から「外観重視」へ、
「機能性重視」から「満足感重視」へとニーズが変化している。1970年代以前、結婚費用の用途内訳は、
結婚披露宴(62.8%)、家具の準備(58.1%)の2つに集中していた。1980年代になると、
さらに挙式用の装身具や引き出物(44.2%)、結婚写真撮影(26.4%)などの支出が増加した。
1990年代には挙式用装身具・引き出物への支出が59.2%、結婚写真撮影が43.7%に増加。2000年以降は、
費用の内訳が多様化し、新婚旅行(22.2%)、
ブライダル会社の専門サービス(29.6%)も重要な位置を占めるようになった。
http://j.people.com.cn/2004/11/16/jp20041116_45225.html