水産市場で有名な韓国の釜山(プサン)で、魚を新鮮に見せるために合成着色料を
使っていた業者が摘発された。この不正をはたらく瞬間をカメラがとらえていた。
映像では、釜山の魚市場の一角で、ある鮮魚店が陰に隠れて、魚に合成着色料を
塗って陳列台に載せていた。
別の業者は、お客の目も気にせず、赤い着色料を輸入品のタイやイシモチに振り
かけては、水で薄める作業を繰り返していた。さらに赤と黄色の着色料を混ぜてか
ける業者もいた。
業者は、記者が「この赤い液体は何?」と聞くと、「食品会社からもらったもの
よ」と話した。
この映像は、釜山の食品医薬品安全庁が撮影したもので、この映像をきっかけに
4軒の鮮魚店が、魚に合成着色料を違法に塗っていたとして摘発された。
輸入した魚を新鮮に見せるための犯行だったが、韓国の食品安全庁は、極端に色
が鮮やかな魚に注意するように呼びかけている。
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00057489.html