米CNNテレビは16日、北朝鮮は今月8日から9日の2度にわたる「大爆破」に続いて、
近く2度の追加爆破作業を実施する計画だと、北朝鮮の両江(ヤンガン)道を訪問した
ヘルトラムフ平壌駐在ドイツ大使の言葉を引用して報道した。
ヘルトラムフ大使は同日、英国、チェコ、モンゴル、ロシア、ポーランド、スウェデンなど、
平壌駐在の6か国の外交官とともに現場に立ち入りし、北朝鮮の技術者が「数週間に
わたり意図的な爆破作業を行っており、8日と9日の作業当時、1平方メートル当たり
100グラムの爆薬を設置し、2回の爆破で15万平方メートルの土地を吹き飛ばした」と説明したと伝えた。
北朝鮮の技術者は、ダム建設のための基礎工事を始めたばかりで、
今度は2つの山を崩すため、追加の爆破を計画していると外交官らに
説明した。
技術者はまた、「高さ110メートルのダムを建設し、70メガワットの電力を
生産できると期待している。この工事のために5万人が投入された」と
話した。ベイエル平壌駐在スウェーデン大使も「8、9両日の爆破作業に
各150トン、合わせて300トンの爆薬を使ったと聞いている」と述べた。
一方、外交官らは当初、爆発地点と目されていた両江道・金亨稷(キムヒョンジク)郡ではなく、
三水(サムス)郡を訪問したことが分った。
中国の新華社通信は16日、最近、北朝鮮を訪問して帰国したラメル英外務次官が、
「スリン英大使を含む外交官らが、水力発電所を建設中の北朝鮮北東部の『三水』を
訪問したことが確認された」という声明を発表したと報じた。
三水郡は、大規模な爆発地点と疑われていた金亨稷郡とは100キロ以上離れた場所にある。
北朝鮮は金亨稷郡で大掛かりな爆発事故が起きたというメディアの報道に対し、「事実無根の
荒唐無稽な謀略」と反論している。
仮に爆発地点が金亨稷郡とすれば、北朝鮮は西側の外交官をとんでもないところに
案内した格好だ。しかし、爆発地点が三水だとすれば、韓国当局はアリラン衛星を動員し、
関係のないところを撮影したことになる。
ソース:
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/17/20040917000096.html