8月27日のタクシン首相訪問に備え厳戒態勢が敷かれていた南部国境三県の内の一つ
であるナラーティワート県内で昨日(26日)朝7:30頃、バイクに仕掛けられた遠隔操作式の
爆発物が爆発し、少なくとも当局者6人の他、学校対抗の運動競技会に参加する為集団で
行進中だった幼稚園から小学校6年の児童や引率教師、住民等26人が負傷を負い、付近
に駐車していたバイク3台、車3台が大破した。
尚、その後1人の死亡が確認されたとの報道もある。
爆発が発生したのは、スキリン郡マーモーン地区内の市場内にある食堂前で、目撃証言
等から犯人は爆発30分前にバイクを食堂前に置き、その後携帯電話を使用して遠隔操作
し爆発させたと見られている。
また、爆発地点となった食堂は、日頃から地域で警戒作業にあたっていた警察関係者や
軍隊関係者、更には地元学校の教師が食事の為に立ち寄っていたことから、犯人は当初
から当局者に人的被害を及ぼすことを狙っていたとの見方もされている。
また昼前には、同県イー・ンゴー郡中心部にあるイー・ンゴー寺付近で爆発物が発見され、
安全処理作業中に爆破し3人が負傷を負い、ほぼ同時に100メートル離れた場所でも爆発
が発生している。
南部国境三県一帯では、一連の不穏な動きに関わっている一味がバイク爆弾を使用した
無差別攻撃に攻撃方法を変更する動きがあるとして、人が多く集まる市場等を中心に警戒
態勢を強化していた。
今回の爆発事件に関して、27日に南部国境三県を訪問する予定になっているタクシン
首相は、事件の詳細に関して詳細な報告を受けていないと断った上で、今回の爆破事件は
自身の訪問に対する抵抗というよりは、むしろ一連の不穏な動きの一環として引き起こ
されたものであるとの認識を示している。
(後略)
ソース:
http://homepage3.nifty.com/jean/Papers/ 引用元 翻訳:タイの地元新聞を読む − 地元紙
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