朝鮮中央通信は4日、韓国統一省が公式ウェブサイトに掲載した朝鮮の核科学者・金光彬氏の「証言」について、
「真っ赤な嘘」とする論評を発表した。
韓国統一省はこのほど、公式ウェブサイトに「国から脱出した朝鮮の核科学者・金光彬氏」の証言として、
「朝鮮は以前、高濃縮ウランによる核開発を秘密裏に進めており、1994年に寧辺(ヨンビョン)の核関連施設を凍結した際には、
第19号研究所の研究者と、核燃料棒およびその他の設備を他の場所に移し隠匿した」と掲載している。
これについて朝鮮中央通信は、「金氏は、わが国の海上放射研究機関に現在も勤務する研究者であり、
韓国側が金氏を『第38研究所所長』『第三国に亡命』などとするのは根拠のない話だ」としている。
さらに「朝鮮にはこれまで、第19研究所や第38研究所といったものはなかった」と強調している。
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200408050218.html