バンダイは20日、液晶画面上でペットを育てる携帯型玩具「かえってきた!
たまごっちプラス」の模倣品製造業者が中国で摘発されたと発表した。3月の国
内発売から数カ月でアジア各国で“偽物”が横行しているが、海外での摘発は初
めてという。同社は前回の「たまごっち」ブーム時にも模倣品に悩まされており、
摘発要請など対策を強化する。
バンダイが民間調査会社に依頼して調べた結果をもとに、要請を受けた中国・
深セン市当局が同市内の工場を摘発。完成品や部品など約5万点を押収した。中
国のほか香港、韓国、タイなどでも偽物を確認しているといい、外観はそっくり
だが「模倣品はペットが全然育たないなど粗悪品が多い」(同社)。
バンダイは1996年「たまごっち」発売時にも模倣品が横行したことなどから、
最終的に約60億円の在庫損を出した経験がある。
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