【台湾】蒋介石父子の遺体埋葬へ 「統一」待てず、台湾に
【台北8日共同】中央通信によると、台湾の国防部(国防省)当局者は8日、台北市郊外の桃園県に仮安置されている
台湾の元総統、蒋介石、蒋経国父子の遺体を、来年3月−4月に台北県にある軍管理の墓地に埋葬すると発表した。
蒋経国氏の遺族が今年1月、国防部に埋葬を申請した。
共産党との内戦に敗れ、台湾に渡った後「大陸反攻」のスローガンを掲げた蒋介石氏は1975年に、経国氏は88年に
死去。「反攻に成功し、統一を成し遂げた後に中国大陸に埋葬する」との考えに基づき、遺体は薬物処理した上で桃園
県に仮安置された。
しかし「独立志向」の強い民主進歩党(民進党)の陳水扁政権下で統一のめどは全く立っていない上、いつまでも仮安
置では「蒋家」の家運によくないとの見方もあり、遺族側はこれ以上の埋葬引き延ばしは得策でないと判断したとみら
れる。
【ソース】
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004070801005281